薄毛 頭皮の慢性炎症
薄毛 頭皮の慢性炎症
薄毛患者の髪を調べた結果、その大部分に毛根部のリンパ球浸潤が
認められました。
これは頭皮、毛根部に慢性炎症が生じていることを示しています。
これが原因で薄毛、脱毛の症状が現れます。
リンパ球は免疫細胞の一種です。
免疫とは、わかりやすくいえば、身体を外敵などから守るしくみで、
外敵などを攻撃し、処理するためにいろいろな細胞が活動しています。
それらの細胞を免疫細胞といいます。
リンパ球にも種類がありますが、ある種のリンパ球は炎症が起こると、
その部位に集まってきて炎症を鎮めたり、逆に炎症を悪化させたりします。
リンパ球の中には外敵などを駆除し、処理するための化学物質を放出し、
炎症を発生させるタイプも存在します。
しかし、ときには組織に常にリンパ球が集まっている状態(リンパ球浸潤)と
なることがあります。
それが慢性炎症です。
この慢性炎症が薄毛患者の頭皮、毛根に生じ、それによって毛乳頭や
毛母の活動が妨げられて薄毛、脱毛になっている可能性が高いです。
その慢性炎症の原因は特定できませんが、考えられる要因、誘因は
数多くあります。
リンパ球が集まってくるのは、そこにリンパ球のターゲットが存在することを
意味します。
たとえば、自己免疫といって、本来なら攻撃の対象にならない自分の細胞の
一部や、細胞がつくり出す物質をリンパ球が攻撃し、それによって炎症が
生じている可能性もあります。
また、紫外線、フケ、常在菌、シャンプー・リンス、ヘアケア商品など
体外からの刺激による炎症、それらに対するアレルギー反応による炎症、
活性酸素など体内からの刺激による炎症などで薄毛、脱毛の可能性もあります。